水平方向に連結した巨大な5本の筒を回転させることで、先端のスピーカーから発する音を変化させる音響彫刻。その可動範囲は直径10メートルにも及び、幾何学的なダンスのように動く。モーターによって振り子のように動く金属管は、音源と計測器を備えており、その回転運動に応じて音が反響する仕組みである。それぞれの振り子が描く軌跡は正確だが、そこから発生する音は、予測不可能かつ魅惑的なパターンを奏でる。