地域独立運動とテロの嵐が吹き荒れるイタリア。政府の秘密機関「社会福祉公社」は、生きる希望を失った重症患者の少女を集め、サイボーグ手術を施してテロとの戦いの尖兵としていた。彼女らは記憶を消され、忠実化の洗脳を受けて、バディである担当官の男性と疑似兄妹を演じながら、戦いに身を投じていく。美しいイタリアの風景のもと、さまざまな人間たちの必死に生きる姿を描ききった「戦闘美少女」ものの枠を超えた、一大群像劇。