相次ぐ洪水、旱魃、飢饉、内戦で荒野と化した15世紀中頃の京都。赤ん坊の頃から親に見捨てられた少年「アシュラ」は、時には人を殺め、自然のなかで生きる術を学んでいった。そんなアシュラは、少女「若狭」と旅の法師に出会うことで魂を救済され、愛情を覚えていく。本作は、「水彩画を動かす」ことをテーマに、既存のアニメーション技術を発展させた。キャラクターをCGで作成することで、カメラを自由に動かせるようになり、新たな臨場感を実現した。