6平方メートルの天井に714個の金属球が細い金属ワイヤーで吊り下げられ、仕掛けと電気そしてコードによって動いている。車のデザインのプロセスがテーマである7分間の作品である。球体は個別に動き、空間にホワイト・ノイズ(白色雑音)を発しているようである。まず、ゆっくりと幾何学的な形状が浮かび上がり、次第に車のかたちになっていくが、はっきりと車をかたちづくるわけではない。過去から現在までのBMWを代表する5つの車種をカバーして、この動きは繰り返される。