3Dプリンターで出力したパーツと、スマートフォンを制御に利用した「気軽な選択肢」をコンセプトとした筋電義手である。筋電義手とは、腕の皮膚上で計測される筋肉の微弱な電気信号(=筋電)を介して、直感的に操作できる義手のこと。非常に高価だったこの種の義手の材料費を3万円以内に抑えている。腕時計やスニーカーのように使う人が気分や場面に応じて色やパーツを変更でき、人肌に似せた既存の義手に対してデザイン面の挑戦も行っている。