作者がCMディレクターとして活動した10年間の経験と資金を注ぎ込んだ完全自己資本映画。舞台は、サイズの異なる人々が共存する静かな村。銃を片手に幻の生物「ピンキーパンキー」を追う少女や、ミニチュアサイズの店で働く女など不思議な人びとが登場する。異常と正常の境目のない世界のなかで浮かび上がってくるのは、借金や報われぬ愛、不倫、幸福の追求といった日常的な問題。美しく、かつ変態的で夢想的な新感覚のSFコメディ。