人工生命をテーマとする、非常に繊細な感覚に満ちた映像作品。グラフィックデザイナー、3Dアーティスト、音楽家などからなるデジタルアート集団「PLEIX」の2名が制作した。クローンやヒト胚などバイオテクノロジーの急速な進展により「人間」の概念が大きく揺らぎ、生殖と生命が切り離されてゆく危機の時代にあって、現実に生きる経験の総体としての生命の悲鳴に、歴史と記憶から耳を澄まそうとする視点をもつ作品。