仲直りしないまま父を亡くしたももは、その想いを抱え、母と瀬戸内の島に移り住む。そこで出会ったのは、不思議な妖怪たち。瀬戸内の小さな島を舞台に、少女に訪れる不思議な日々と、家族の愛を描く。日本が研鑽してきたリアル系アニメーションの頂点にとも言える一作。デフォルメを抑制し、骨格や筋肉などを感じさせるリアルなキャラクターを用いることで、非日常性に説得力と実感をもたせている。